オーストラリア観光ビザ、ETAS(イータス)に関する疑問
Q. 他の国のように、パスポートにシールやスタンプを貼らないのですか?
A.いいえ、貼りません。オーストラリアの観光ビザ、ETAS(イータス)は、オンラインで全て完結する、電子ビザになっています。その為、申請書というものもなく、ETASが登録された後のシールやスタンプというものありません。
Q. 旅行会社でETASを取得しましたが、スタンプやシールの代わりに、「ETAS登録証」というものをもらいました。これは公的な書類でしょうか?
A.いいえ、それは旅行会社が出した私的な書類となり、オーストラリア政府の発行した、ビザ証明書ではありません。
Q. ETASの申請の際に、間違ったパスポート番号で申請してしまいましたが、無事ETASは取れました。このままで問題ないですか?
A.問題ありますので、再度ETASを取り直してください。ETASのシステムには、日本国のパスポート番号から、そのパスポートは有効か?という事をチェックする機能まではありません。その為、間違ったパスポート番号でも、普通にETASはとれてしまいます。ただこれは、その間違ったパスポート番号に対してのETASであり、入国の際に当然問題となります。
Q. 既にオーストラリア行きの飛行機のチェックインは済んでいますが、今更ですが、本当にオーストラリアの観光ビザが取れているか、不安になってきました。大丈夫なんでしょうか?
A.心配いりません。なぜなら、オーストラリア行きの航空機のチェックインをする際、航空会社のスタッフは、その乗客がETAS、あるいはその他のビザを所持しているかどうか、航空会社のオンラインシステムを使ってチェックしています。つまり、チェックインできたということは、ETASを間違いなく登録済みであるということになります。逆に持っていない場合は、チェックインの際にそのことを指摘され、オーストラリア行の飛行機にチェックインすることはできません。万が一、しっかりとそのETAS、またはその他のビザの有無、有効性のチェックをせずに、その乗客を乗せてオーストラリアに到着してしまった場合、その乗客を乗せてきた航空会社は多額の罰金を課せられるそうです。
Q. ETASを持っていれば、必ずオーストラリアに入国できるのでしょうか?
A.ETASに限りませんが、VISAというものは、入国審査を受ける資格があります、ということをクリアしたに過ぎず、入国審査をパスした、あるいはパスできる事の証明書ではありません。入国の際の入国審査官が審査をし、問題がなければ、入国が認められる、ということになります。例えば、ETASを持っていても、入国審査の際に「旅行の目的は?」と聞かれ、「就労です」と答えれば、確実に入国拒否となります。同様に犯罪歴など虚偽の申告をしてETAS、その他のVISAを取得した場合も同様です。ETASの申請条件、登録した情報に問題なく、ETASで滞在できる条件を守った滞在であれば、拒否されることはありません。
Q. 空港のチェックインカウンターでETASを取っていないことが発覚しました。どうしたら良いですか?
A.まず、航空会社職員に、ETASを取れないか、聞いてください。カウンターのスタッフがわからいようなら、スパーバイザーを呼んでもらってください。航空会社の使っているシステムを通して、ETASの手配を行えるはずです。ただ、そのやり方を航空会社スタッフが知っているかどうか、問題です。あるいはその航空会社の規則で取得を行わない規則となっている場合もあります。
Q. パスポートの有効期限が3ヶ月をきっています。ETASを申請できますか?
A.ETASの申請はできます。ただし、ETASは取得日から1年間有効、しかしながら、その日より先にパスポートの期限がきれた場合、ETASも1年間たっていなくとも、その時点で無効になります。
Q. 今有効なワーキングホリデービザを持っています。ETASを申請できますか?
A.いいえ、ワーキングホリデービザが失効するまで、ETASは取得できません。
Q. ETASとETAの違いはなんですか?
A.同じ意味です。
Q. ETAS取得代理店で1000円かかると言われましたが、これとは別途にオーストラリア政府への申請料金がかかるのですか?
A.いいえ、かかりません。ETASの申請料金は無料です。オーストラリア政府・移民局のサイトから取ると、2000円かかるので誤解をしている人が多いですが、その2000円は「システム利用料金」となっています。申請料金自体は無料です。ETAS取得代行業者は別のシステムを経由して取得していますので、この「システム利用料」はかかりません。