ETASの登録証明書
オーストラリア観光ビザ、ETAS(イータス)は、「電子ビザ」。ETASの申請、登録、可否の通知など、全てが電子的に行われますので、従来のビザのような、パスポートへのスタンプ、シールの添付というものがありません。
その為、何も書類がないことに不安を覚える旅行者が多いので、ETASの登録を行う、旅行会社、ETAS取得代理店などは、独自の「ETAS登録証明書」を発行、ETAS登録者に渡しています。
この「ETAS登録証明書」は、その会社が私的に発行しているものであり、オーストラリア移民局発行の正式書類ではありません。また、オーストラリア移民局の発行する「ETAS登録証明書」というのも、存在しません。
「ETAS登録証明書」がない、あるいは無くした、持参するのを忘れた、としてもまったく問題ありません。
前述の通り、ETASというのは、それらの書面がない「電子ビザ」なので、まったく問題ありません。
オーストラリアへ飛び立つ飛行機のチェックインカウンターで、オーストラリア到着後の入国審査で、パスポートの情報から、オーストラリア移民局のホストコンピューターに接続、その場でETASの取得有無、有効性を調べますので、心配いりません。
万が一そのETASの取得が確認できない、パスポート番号などの取得情報が間違っている、あるいは既に有効期限が切れているといった場合は、航空会社はその乗客の搭乗を拒否します。
ETASのカテゴリー(クラス)が変更に
ETASのカテゴリー(クラス)が、2013年3月より変更となり、「Subclass 601」になりました。
今までは、
TYPE OF TRAVEL・・観光、親族訪問の場合は「V VISITOR ETA」。短期商用、国際会議などは、「BS SHORT ETA」
となっていましたが、これが
TYPE OF TRAVEL・・観光、親族訪問の場合は「T TOURIST」。短期商用、国際会議などは、「B BUSINESS」
となりました。既に以前の「Subclass 976」で取得し、まだ有効期限内のものは、そのまま問題なく使うことができます。
ETAS登録証明書サンプル
上記の通り、オーストラリア政府として、発行される書類がないため、多くの旅行会社、ETAS取得代理店では、コンピューターシステムを通して登録を完了し、「承認(APPROVAL)」と出力された画面をハードコピー、それを各社の書式に貼りつけて、「ETAS登録証明書」としているケースが多いようです。
下は、オーストラリアのオプショナルツアー、ホテルをインターネット格安料金で提供されて、ETASの取得代行も特別割引料金を提供されている、トラベルドンキーさんよりいただいた、サンプルの「ETAS登録証明書」になります。トラベルドンキーさんでは、ETAS取得後にこの登録証明書をパスワードで暗号化し、メールに添付して送っているそうです。
① | ETA APPROVAL・・ETA(ETAS)承認 |
② | ETAS取得日 |
③ | FAMILY NAME・・姓 |
④ | GIVEN NAME・・名 |
⑤ | パスポート番号 |
⑥ | 国籍(パスポート発行国) |
⑦ | パスポート有効期間満了日 |
⑧ | 生年月日 |
⑨ | 性別(M・・男性、F・・女性) |
⑩ | 出生国 |
⑪ | 観光、親族訪問の場合は「T TOURIST」。短期商用、国際会議などは、「B BUSINESS」 |
⑫ | 入国身分。ETAの有効期限(取得日より1年後。上記例では2014年3月25日の入国まで有効※)、1回の滞在で3ヶ月まで、数次入国可能、就労不可の記載 ※ただしパスポートがその前に失効する場合、その時点で失効。ETASの情報は、新しいパスポートへ引き継がれない。 |
⑬ | ETA APPROVED・・ETASが許可されました。 |